【読書感想文】まんがで読破 死に至る病【キェルゲゴール】
『まんがで読破 死に至る病』を読みました
- 作者:キェルケゴール
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: 文庫
「この世界には絶望していない人間などいない。この絶望こそ死に至る病である」
人間関係で悩んでる主人公の男子高校生が 、叔母にキェルゲゴールの事、本当の絶望の意味を教えられる話です。
あらすじは
主人公君は勉強ばっかりで同級生の話について行けない。
人の顔色ばかり伺って愛想笑い。
家では勉強だけしてろと言う父親の言いなり。
家でも学校でも居場所がないくって悩んでもう
「自分が 嫌いだ」と
「僕は僕であることを辞めたい」って思ってくるんです。
ここまで読んで、
「あーそういった経験あるなあ…」なんて思って読み進めてました。
自分も嫌われるのが嫌で
人の顔色ばっか気にして、人の都合の良い人生を歩んできてた方ですから。
勉強は出来なかったけどね😅
そっから、キェルゲゴールについて勉強してた祖母とたまたま行き合い
「あなたを見てるとキェルゲゴールを思い出すわ」と言ってキェルゲゴール、死に至る病について語り始めます。
作品の中で特に印象に残ったのが …
- 私は自分を見失い 自分が自分である責任を放棄していた
- 本来的な自己になろうとしない絶望
- 非本来的な自己になろうとする絶望
- 本当の絶望というのは自己を見失うこと
- 今の自分を認めること信じること
等ですかね。
『嫌われる勇気』のアドラー心理学は、
今ある現状は自分自身が選んできたものだって言ってましたね。
アドラーから見たら私が手取り14万円なのも、子供部屋なのも、一人ぼっちなのも、全部自分が選んできたってことになります。
キェルゲゴールは 自分が自分自身を選ぼうとしないこと、
自己である責任を放棄して絶望してしまう事が死に至る病という事でしたね。
本質的な自分って何だろう?
私は子供部屋である事を自分で選びつつ
その現状に絶望して、かといって本質的な自己を無視してつけてきてる人間なのかな??
私は今の自分からは抜け出したいと本当は思ってる。
手はじめがこのブログ。
何かしたい事あっても全て否定され続けた来たけど、とにかく何かやってみなきゃ…